M21 | Peace Mandalaについて Peace Mandala 特定非営利法人M21ネットワーク 世界最大のパッチワーク・マンダラ 曼荼羅 曼陀羅 Mandala

Peace Mandala

Peace Mandalaについて

世界最大の愛で地球を包み込む。世界を友情で縫いあわせる。

マンダラ画像

いま、世界各地で支援を待つ人々がいる。あるところでは食物を、あるところでは教育を、あるところでは戦争からの復興を。 1995年、ネパールの子供達のためにマンダラ等を売って資金を造り、学校を建てようとした男が日本にやってきた。名はスルジェ・タカリ。ネパールはヒマラヤの麓ツクチェ村の出身。

マンダラは、日本の不景気を反映して売れなくなっていた。20世紀は戦争の世紀と言われた。犠牲者はいつも女性と子供。だから今必要なのは平和を訴えること、教育の場をつくること。その男の話に共感したカメラマン北村正毅とプロデューサー片桐靖忠は、平和を訴える世界一大きなマンダラを作り、イベントを企画して資金を集め、テクニカル・スクールを作ることを決意する。

最初にブータンの僧侶ティレイ・ノルブに原画を描いてもらう。約2メートル×1.4メートル。弟子5人と9ヶ月かけて描きあげる。その原画をコンピュータ技術で70メートル×50メートルに拡大。それを2916に分割して出力する。オペレータは24時間体制で出力に挑戦。一方、並行して原画を写真撮りし、それを文化女子大学教授、成瀬信子の提案で縦横を九等分、全体を81に分割。色を40色と決め、ボランティアの地道な作業で、なに色の布が何メートル必要かを割り出す。 5000メートルもの布が織りあがり、染め上がると再びボランティアの手で布を切り分け、出力された絵柄とセットにして81のグループに配布される。即ち、全体を81分割し、それぞれにキーパーソンを立て、全ての責任をそのキーパーソンにボランティアしてもらうということ。大変な仕事だ。

最初の1枚を手芸家、永井みどりとキルター秋山巳代子のグループが縫い上げた。愛知万博関係のキルト愛好家たちが手をあげたキルト界の先駆者、野原チャックが多くのキルターに協力を呼びかけ全国のトップキルターたちが呼応した。
世界の人々がインターネットを通じて参加を申し込む。知らない人同士が一つの平和のシンボルを作るために力をあわせボランティアする。そこには自分の、組織の、国の利益等考えない、純粋に人のために何かをしようとする人々の輪が出来上がる。マンダラの宇宙観、ブッダが説いた「あなたが隣の人をケアーすることになる」という教えにもつながる。寛容とやさしさで平和な世界を作り出すことが出来るだろう。

この世界最大の素晴らしいパッチワークは1万人ものボランティアの女性達によって完成した。平和を呼ぶ大きな力となる為に。

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